2021年7月27日更新

エアーコンプレッサーの圧力ゲージが狂っているのですが、このまま使用しても問題ないの?交換するにはお金も掛かるので、このまま使用しても大丈夫なのか知りたい方へ

工場で使用しているエアーコンプレッサーの圧力ゲージが狂っている。メンテナンス業者には、昇圧する機構とは別のため、このまま使用しても問題ありません。と言われたけど、本当なの?ゲージ交換なら自分たちでも交換できるかも!どこで買うことが出来るか知りたい。また、選ぶ際の注意点も知りたい。と考えていませんか?

本記事では、下記の内容を解説します。(2021年7月27日更新)

私はコンプレッサーの修理屋の大西たけしです。福岡県を拠点に日々修理やメンテナンス、オーバーホールをしています。

そもそも圧力ゲージには、どんな役割があるのか!?

圧力計とは、主に気体や流体などの圧力の計測に使用する機器です。一般的に販売されている圧力計には空気、油、水の3大流体を計測するものがあります。例えば、水道やガスも家庭に供給される適切な圧力が設定されていて、私たちは安全に使用する事ができています。圧力を確認するために圧力計を用います。

圧力計の狂いを確認する方法ってありますか?

アナログタイプの圧力計の確認方法は簡単です。エアーコンプレッサーを完全に停止した上で、タンク内のエアーを完全に排出してください。

突然コンプレッサーが再起動しない為にもメーンブレーカはOFFにしていた方が無難です

完全にエアーが抜けた状態にも関わらず、圧力計の針が0MPaを示さない場合は故障していると判断出来ます。

次に、起動して昇圧しているにも関わらず、圧力計の針が0MPaを示したまま暫くして昇圧していく場合も圧力ゲージ不良の可能性が高いです。その場合は停止圧力が、例えば本来だと8MPaにも関わらずに5MPaを示していたりする場合もあります。

昇圧関連する機構の部品ではありませんので、このまま使用しても大丈夫ですか?

“圧力ゲージが故障していても、コンプレッサーの動作には問題ありません。” ときどき現場で耳にしますが、コンプレッサの圧力計は、空気圧力を確認するための重要な部品です。エアーコンプレッサー故障のSOSを早期に確認することもできます。故障判断時には無くてはならない存在です。

絶対圧力とゲージ圧力の関係ってなに?

絶対圧力――――完全真空基準(0)として表示する圧力
ゲージ圧力―――大気圧を基準(0)として表示する圧力

従来の単位では、“kfg/c㎡G” として、単位記号の最後に “G” を付けてゲージ圧を表示されていましたが、パスカルの単位では “G” を付けることがないので、カタログ等ではタイトルを「吐出しゲージ圧力」と明示されています。
例:吐出しゲージ圧力―――0.93MPa

※ 1MPa(1メガパスカル) ――― 1,000,000Pa
  1kPa(1キロパスカル) ――― 1,000Pa
  1hPa(1ヘクトパスカル)――― 100Pa〔1mbar(1ミリバール)〕

「ゲージ圧」は大気圧を基準とした圧力です。

ウィキペディア参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%9C%A7

自分たちで交換できる部品か否か知りたいです。

アナログ式の圧力計の場合は、交換は可能です。ゲージのネジにエア漏れ防止のために “シールテープ” を巻いて装着ください。

注意点

・メーンブレーカをOFFにして作業を行ってください。
・残圧は必ず排出のうえ、安全に作業を行なってください。

圧力ゲージはどこで購入可能ですか?注意点も知りたい。

アナログ式の圧力計の場合は、ホームセンターさんでも購入が可能です。取付けネジ径をご確認のうえ、お求めください。また、圧力計の選定の際は、目盛りも気をつけてください。
特に上限の目盛り表記は大切です。
例)上限圧力0.93MPaのレシプロコンプレッサーの場合は、安全弁の動作は通常上限圧力+1MPaですので、圧力表示 0 〜 2.0MPa の製品を選ばれると故障判断の際に便利です。
参考ページ:https://products.naganokeiki.co.jp/userfiles/files/technology_document/JISaturyokukeimemorizu140710.pdf

デジタル圧力計の狂いの場合は?

圧力センサーの不具合または基盤の不具合の可能性もあります。圧縮機本体の異常も考えられますので、製品の購入先へご相談ください。主要コンプレッサーの部品はホームセンターで取扱いがありませんので、ご注意ください。

Youtube “圧力ゲージを点検してみませんか”

まとめ

圧力計はエアーコンプレッサーの調子を確認するためのバロメーターであり、大切な部品です。最低でも1年に1度の点検をお願いいたします。不具合が見つかった場合は、早期の交換をお勧めいたします。

コンプレッサーメーカー問わず部品の販売も行なっていますので、型式とシリアル番号をお知らせいただけましたら、お見積いたしますので、気兼ねなくご連絡ください。

著者:有限会社大西エアーサービス 大西健

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