日常点検12項目

日常点検は、運転時間や運転時の状態などから判断して実施するもので、コンプレッサー管理者が比較的容易に行うことができる点検内容なので、確実に実施しましょう。

目安としては毎日、1カ月に一度、始業時前などに行うのが一般的ですが、日頃のちょっとした機会に注意深くコンプレッサーを観察することで、不具合箇所を早期に発見することができるでしょう。

毎日および毎月の点検(レシプロコンプレッサー)

整備部品点検項目毎日毎月1年要領・処理
空気タンク内のドレン抜き1日の作業が終わったら空気タンク内のドレンを抜いてください。
潤滑油減っていたら補給、1年毎に全量交換
ドレンコック・ナイロンチューブの目詰まりドレンコックおよびナイロンチューブの詰まり、空気の漏れの油む確認
逃し弁の作動確認作動状態を確認
オイル漏れ パッケージ内オイル漏れの有無
エアー漏れ パッケージ内のエアー漏れの有無
冷媒圧力
※ドライヤー搭載機
針がグリーン帯を示していること
異音圧縮機本体やモーターからの異音に注意
吸込ろ過器の緩み ねじ込み部に緩みがないか確認
コンデンサー清掃ドライヤー搭載機種のみ
Vベルトの伸び・いたみ いたんだVベルトは交換(電動機をスライドして調整も可)

レシプロコンプレッサーの日常点検について

文責:有限会社大西エアーサービス 大西健

大西健

コンプレッサ修理屋/大西エアーサービス

この記事を書いた人

大西エアーサービスのウェブサイト制作・運用担当。2007年よりコンプレッサ修理屋として働いています。以前の職種は洋服のパタンナーアシスタント。世界中の美術館を巡ることが趣味のひとつです。お客様の想いに耳を傾けながら、生産現場が止まらないように、コンプレッサー運用のお手伝いをしています。“迅速”かつ“丁寧”がモットーです。
コンプレッサ修理屋「大西健」の挨拶文はこちら→https://www.onishi-air.jp/office/

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