エアーコンプレッサーの電線の太さとブレーカーサイズについて教えて!
※2018年1月25日記事を修正しました。
近年ではコンプレッサーを、インターネット通販で購入されたという話を、時々耳にするようになりました。
動力がモータータイプのものでしたら、電気を必要とします。『ブレーカーまでどの位の太さの電線を用意しないといけないのかわかりません!』そんな声も耳にします。
メーカーの取扱い説明書にも記載されていますが、よく耳にする0.75KW(1馬力)から、22KW(30馬力)までのものを表に纏めましたので、参考にされて下さい。
動力の場合は必ずモーター毎にブレーカーを設置することが義務づけられていますので、その点もご注意ください。
【ブレーカーは漏電遮断器を取付けられてください。】
漏電遮断器とは簡単に言うと、モーター過負荷や短絡などの要因で二次側の回路に異常があった場合に開放し、一次側からの電源供給を遮断する装置です。保護の為です。
電動機 出力 kW |
電線 最小太さ sq |
アース線 最小太さ sq |
ブレーカー 設定値 A |
ブレーカー サイズ A |
0.75 | 2.0 | 2.0 | 4 | 10 |
1.5 | 2.0 | 2.0 | 7.1 | 10 |
2.2 | 2.0 | 2.0 | 10 | 16 |
3.7 | 3.5 | 3.5 | 16 | 25 |
5.5 | 5.5 | 5.5 | 25 | 32 |
7.5 | 8.0 | 8.0 | 33 | 75 |
11 | 14.0 | 14.0 | 45 | 100 |
15 | 22.0 | 22.0 | 60 | 125 |
22 | 30.0 | 30.0 | 90 | 150 |
sq(スケ)は(square:スクエア 面積)のことです。
※内線規定により適切な配線工事を行ってください。過負荷保護装置を設置してください。※配線太さ、保護装置の一覧表(配線長さ30m以下、これを超える場合は、1ランク太くしてください。※配線は必ず保護管を使用し、配線が雨・オイル等にぬれないようにしてください。
※漏電・静電気等による事故防止のため、電気設備に関する技術基準に準じ、特別第三種設置工事をする義務があります。
この表はあくまで参考程度されてください。詳細は取り扱い説明書などでご確認ください。
著者:有限会社大西エアーサービス 大西健
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大西健
コンプレッサ修理屋/大西エアーサービス
プロフィール
はじめまして、コンプレッサ修理屋のウェブサイトを担当しています。大西エアーサービスの大西健と申します。
まだまだ見え辛いホームページですが、お客様のお声に耳を傾けながら、1つ1つ改善して取り組んでいきたいと考えています。“迅速”かつ“丁寧”がモットーです。
コンプレッサ修理屋「大西健」の挨拶文はこちら→https://www.onishi-air.jp/office/

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