アトラスコプコ製コンプレッサーのオイル量の確認方法 | 目視と適正油量について
※2018年1月25日記事を修正しました。
今回のテーマはアトラスコプコ製スクリューコンプレッサ―のオイル規定量と確認方法についてです。
コンプレッサーメーカー各社の油面計は、アクリル製の縦長のタイプが一般的に使用されていますが、アトラスコプコ社の場合はフロート式で、赤・緑・橙色の3色で目視確認するタイプです。パッと見た際に分かり辛いとのご指摘を受けますので、改めてご説明します。
先ず、オイルはコンプレッサーなど機械にとっては最も重要な管理項目です。
アトラスコプコ社のスクリューコンプレッサーの場合は、お客様で油量を確認される場合に2つ注意点がありますので、そちらから記載します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.エアーコンプレッサーのメーンブレーカ―をOFFにされてください。
2.残圧のエアーを必ず抜かれてください。(手動のドレンコックより排出する)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この2点を徹底された上で、初めて給油口のキャップを緩めて下さい。(左回りです。)その際にエアーの『シュー』という漏れる音がした場合は、一旦緩めるのを止め、音が鳴らなくなったことを確認された上で、全開にされてください。
給油や補充の際はオイルジョッキを使用していただくことは、前回のブログでご案内しましたので、今回の作業も同様にお願いします。
オイルの油量は、給油口から溢れるギリギリのレベルになります。オイルタンクから油が溢れないギリギリが規定量になります。他社のメーカーと違って、分かりやすいと言えば分かり易いです。油量の確認は、エレメント類の消耗具合や運転時間との兼ね合いにより減少していきますので、定期的な確認をお願い出来ればと思います。
エアーコンプレッサーもそうですが、日頃のご使用中の機械や工具もそうですが、管理や確認をするということは、製品を長く使用していただく為にも大切です。エアーコンプレッサーの突発の停止リスクを下げる為にも、オイルの管理を含め確認の習慣をお願い出来ればと思います。
突発の停止トラブルや緊急対応もお気軽に弊社までお任せください。
本日の作業もご安全にされてください。最後までご一読いただきまして、誠にありがとうございます。
著者:有限会社大西エアーサービス 大西健
コンプレッサーの修理・相談窓口
(日曜・祝祭日は休業) 深夜・早朝の場合は、メール又はFAXをください。