エアーコンプレッサーのモータートラブルが原因でお困りの方へ
工場で使用しているエアーコンプレッサーから焦げたような匂いがしていて、調査したところ、 “絶縁不良” だった。モーターを修理するには多額の費用も発生しそうです。そういえば、コイルを巻き替えることが出来るって、以前テレビで見たことがある!まずは焼けた原因から知りたい。と考えていませんか?モーター選びの注意点も知りたい。と考えていませんか?
本記事では、下記の内容を解説します。(2021年7月30日更新)
私はコンプレッサーの修理屋の大西たけしです。福岡県を拠点に日々修理やメンテナンス、オーバーホールをしています。
モータが焼損する理由が知りたいです。
過電流やベアリングのロック、始動頻度過大、始動時間が長い、異常電圧、周囲温度が高いなどの理由が考えれれます。モータ運転時の振動による擦れや塵埃・吸湿による絶縁低下、コイル傷、欠相運転 も焼損の原因になります。
固定子コイルの故障ってなに?
焼損故障とは固定子コイルが許容できる以上の熱を、持ったことが原因でコイルが焼けてボロボロになる故障です。
焼損した原因を特定する。
モーターが焼損した原因を確認する必要があります。原因特定を曖昧にした結果、新品モーターも同様に焼損させてしまっては元も子もありません。購入店または専門業者に相談されるてみてください。
モータ価格を確認するために業者へ見積を依頼する、納期確認も忘れずに!
・純正モーターの価格
・市販品モーターの価格
・モーターコイル巻き替えの価格
シーメンス社など海外製モータや400V仕様など製品は納期を要する場合も多いため納期確認は必須です。
レシプロコンプレッサーのモータの場合
レシプロコンプレッサーなど小型サイズのモータの場合は、市販品の汎用モータを探された方が安価な場合もあります。7.5kW及び11kWでも同様に安いケースがあります。
スクリューコンプレッサーのモータの場合
スクリューコンプレッサーの場合、メーカや型式によってモータの価格も巻き替えの費用も変わって来ますので、1度お見積を取られると良いと思います。
エアーコンプレッサーの中には、国産モータではなく、アトラスコプコ社エアーコンプレッサーの場合などシーメンス社製などの海外製モータを搭載している場合もあります。
余談ですが汎用モータの価格も年々安くなっている影響からか、コイル巻替え業者は減ってきている印象です。
市販品モータを探す際に注意すべきことは?
モータ取付け穴の取付互換性の有無をご確認ください。
Youtube 「モータ巻変えや新品交換などお問合せください。」
まとめ
モータ損傷したい場合は、原因の特定を優先してください。レシプロ機に搭載されている汎用モータの場合は、市販品のモータを探されると安価に短納期で入手可能です。シーメンス社製のモータや400V仕様の製品の場合はコイルの巻替えをお勧めいたします。復旧までの時間も短縮できるからです。
今回の記事ではタイトルについて完成度の高い内容ではありませんので、今後記事の見直しを行っていく予定です
文責:有限会社大西エアーサービス 大西健
大西健
この記事を書いた人
大西エアーサービスのウェブサイト制作・運用担当。2007年よりコンプレッサ修理屋として働いています。以前の職種は洋服のパタンナーアシスタント。世界中の美術館を巡ることが趣味のひとつです。お客様の想いに耳を傾けながら、生産現場が止まらないように、コンプレッサー運用のお手伝いをしています。“迅速”かつ“丁寧”がモットーです。
コンプレッサ修理屋「大西健」の挨拶文はこちら→https://www.onishi-air.jp/office/
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