※2020年8月6日記事を修正しました。
先月の話になるのですが、お客様より「コンプレッサーからオイルが漏れて困っています。」と連絡を受けましたので、点検に行ってきました。
長年お付き合いのある会社様でしたので、大方の原因を予測しながら現場へ向かいましたが、
原因は、「オイルフィルターのシート面の劣化」による油漏れ。
運転中にオイルフィルタの根元から、油が噴出していました。
コンプレッサーは保機部品などの材質にゴムが多用されています。
それがゆえに、ゴムの劣化による、ひび割れ、熱による変化を起こしやすく、定期的に補機部品を含む分解整備や消耗部品の交換が必要になります。
どのメーカーも2年に1度の補機部品の整備が必要です。
吸気調整弁、保圧逆止弁、Vベルトもゴム製品のため、2年に1度は交換していた方が安心です。
オイルフィルターも同様に取付けシート面にゴムパッキンが使われていますので、油交換時には合わせてオイルフィルターの交換をされると良いでしょう。
エアーコンプレッサーのトラブルの要因は大きく分けて3つあります。
“オイルが起因するトラブル”、“電気的トラブル”、“エアーのトラブル”。
突然の故障を未然に防ぐためにも、運転時間、使用年数に見合った整備をお勧めいたします。
エアーコンプレッサーでトラブルがありましたら、気兼ねすることなくお気軽にご連絡ください。
応急的にでも生産ラインが稼働できるようにいたします。
「本日の作業もご安全にされてください。」
文責:有限会社大西エアーサービス 大西健
大西健
この記事を書いた人
大西エアーサービスのウェブサイト制作・運用担当。2007年よりコンプレッサ修理屋として働いています。以前の職種は洋服のパタンナーアシスタント。世界中の美術館を巡ることが趣味のひとつです。お客様の想いに耳を傾けながら、生産現場が止まらないように、コンプレッサー運用のお手伝いをしています。“迅速”かつ“丁寧”がモットーです。
コンプレッサ修理屋「大西健」の挨拶文はこちら→https://www.onishi-air.jp/office/
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