エアードライヤーのファンモーターについて知りたい方へ

工場でエアードライヤーを使用していて、異常停止するようになった。調査していると、ファンモーターが動いていないことを確認しました。どのように対応してよいのか困っている。部品だけ発注できるか知りたい。と考えていませんか?

本記事では、下記の内容を解説します。(2021年8月12日更新)

私はコンプレッサーの修理屋の大西たけしです。福岡県を拠点に日々修理やメンテナンス、オーバーホールをしています。

そもそもエアードライヤーには、どんな役割があるのか!?

過去のブログ記事でもエアードライヤーの役割について掲載していますので、よかったらご一読ください。

技術情報
エアードライヤーって何!?お客様でも行える日常点検と管理方法について | 「修理屋が分かりやすく解説します。」

ファンモーターが動作しないとどうなるの?

ファンモータが回らなければ、エアードライヤー内部のフロンガス圧力が上昇し高圧カットが働き、エアードライヤーは停止してしまいます。ガス圧が下がれば、リセットを行うことで再始動することも可能ですが、ファンモーターが回らない原因を取り除かない限り、同様の症状が発生します。

ファンモーターが動作していない要因とは

・ファンコントロールスイッチの不良
ファンモータ内部のベアリング不良
・ファンモーター内部の断線
・その他配線の断線

問題の特定は自分たちでも可能か否か知りたい

日常的に機械の修理を携われらている方で、エアードライヤーの配線図が読める方なら可能かもしれません。この記事を読んで問題の特定中に事故やその他の不具合を招いては良くないと考えますので、購入先又はメーカーやお近くの修理店などに点検調査のご依頼をされてください。

部品の供給のみお願いできますか?

エアードライヤーのメーカによっては、購入ルートのみでしか部品の販売を行っていない場合もあるため、まずは購入先へ部品供給の有無をご確認ください。

修理店からすぐの復旧は難しいと診断された。今すぐにでもなんとかしたい。

コンプレッサ修理屋ではエアードライヤーのレンタル機も取り揃えています。まずは気兼ねなくご一報ください。はじめてのお客様でも喜んで対応いたします。

【Youtube】 ドライヤーの故障に伴いファンモータを交換しました。

まとめ

エアードライヤーの不具合は、エアー中のドレン水を除去することが出来なくなるため、工場内で使用しているエアー使用機器を損傷させてしまう可能性が考えられます。まずはエアードライヤーが停止している原因を特定する必要があるため、購入先へエアードライヤーの調査をご依頼ください。九州各県でしたら、コンプレッサ修理屋が対応いたします。すぐにでも復旧を希望される場合は、レンタル機の設置もご検討ください。

文責:有限会社大西エアーサービス 大西健

大西健

コンプレッサ修理屋/大西エアーサービス

この記事を書いた人

大西エアーサービスのウェブサイト制作・運用担当。2007年よりコンプレッサ修理屋として働いています。以前の職種は洋服のパタンナーアシスタント。世界中の美術館を巡ることが趣味のひとつです。お客様の想いに耳を傾けながら、生産現場が止まらないように、コンプレッサー運用のお手伝いをしています。“迅速”かつ“丁寧”がモットーです。
コンプレッサ修理屋「大西健」の挨拶文はこちら→https://www.onishi-air.jp/office/

Profile Picture

コンプレッサーの修理・相談窓口


TEL 092-410-4622

受付時間/平日 AM8:30~PM17:00
     土曜 AM8:30~PM15:00


FAX 092-410-4623

メールでお問合せ

(日曜・祝祭日は休業) 深夜・早朝の場合は、メール又はFAXをください。

Follow me!